自分の味とは
料理は好きだ。
まあ女性だから当たり前かもしれないけど。
一人ぐらいだから余計にそうなのかもしれないけど、キッチンに立たない日はない。
夜も外食することは滅多にない。
外食するときは友達と一緒にご飯を食べる時くらいかな。
一時期パスタに凝ったことがある。
特にクリーム系のパスタに凝った。
生クリームをつかったりして材料にこだわれば簡単にできそうだったけど、それが嫌でなんとか牛乳でうまくできないかいろいろ試してみた。
レシピ本もいろいろ見たし、料理番組もそうれらしいときは必ずビデオに録画して見て勉強した。
そしてなんとか及第点のカルボナーラ風のクリームスパが完成した。
そのあと、トマトソース系のパスタに凝った。
これはイタリアンレストランの店長から簡単な作り方を聞いて実践したかたち。
トマトジュースを使うと簡単で美味しいトマトソースができあがると教えてもらった。
早速実践。
確かに簡単でおしいくできた。
しかし、実際のイタリアンの店で食べる味にはならず、またいろいろと研究をしてみた。
具材だったり、スープをとる出汁だったり。
これまたいろいろと試行錯誤をしながらなんとか及第点おパスタに辿り着いた。
友達が遊びに来たときは自慢げにそんな料理を出したりする。
で、みんな美味しいと言って食べてくれる。
まあ友達だからね。
まずいと思ってもそんなことは言わないしね。
みんなやさしいし。
それで客観的に自分の味は美味しいのかどうかを考えたことがある。
多少まずくても自分で作ると美味しく感じるものだし。
なるべくレストランかどこかでオーダーして食べているとイメージをしてみる。
やはり、特別おいしいという結論には至らず。
1点気づいたことがある。
それは自分の「味」というものがあるということ。
「味」というか「癖」かな。
これが万人に好まれるとカリスマシェフみたいになれるのだろうか。
そんなことに気づいた。
そういえば母親の味にも「おかあさんの味」というのがあったように思える。
少なくても、子供達にとって最高のシェフではありたいものです。