今日の1日
今日というか、昨日からだけど、胡散臭い事件で気分が悪い。
アイドルを刺して重体にさせた男。
勘違いにも程がある。
なんでそんなことがわからないのか?
そう皆思うだろう。
もちろん私も彼に対する憤りは大きい。
やってしまった罪はとてつもなく大きい。
しかし、こんなことを書くと見た人は気分を悪くするかもしれないけど、彼は彼で被害者でもあると思う。
ネット社会の被害者だ。
彼は現実とバーチャルの区別がなくなっていると思う。
外で遊んだりして、リアルなコミュニケーションをとることができなくなり、ゲームやPCの世界で戯れるようになる。
ゲームやPCの世界がリアルなのだ。
そしてそこに存在する秩序は己自身なのだ。
己が神なのだ。
だからなんでも自分に服従させることができる。
ステージをクリアさえすれば自分に屈服させ、次のステージへ進む。
難敵や難問をクリアしていけば全てが自分にひざまづいていくのだ。
そんな世界が彼のリアルな世界なのだろう。
何でもがクローズドな世界で生まれ完結していく。自分がコントロールして。
ゲームのやネットの普及に比例してストーカーが犯罪行為に発展していると思う。
この現実を重く打て止めて、何かしらの打開策を見出していかなければ、このような被害、犯罪は増える。
ストーカー行為というのは昔からある。
大好きな人を校門で待って、一緒に帰ったり。
さも偶然を装って。
大好きな人の家の近くを、もしかしたら一目だけでも逢えるかも!と思って休日の午後うろついてみたり。
その程度のことは普通の片思いを経験したことがある人なる思い当たる節はあるはずだ。
だけどそれ以上はない。
それで終わりなのだ。
はかなく諦めて終わりなのだ。
ただバーチャルの世界は違う。
そこから自分の思い描くストーリーが始まるのだ。
そしてそのスートーリーは自分の描いた結末へと向かっていく。
そして思い通りに決着することもあれば、裏切られルーズに終わることもある。
そしてそのルーズで終わった時、すべてを無にしてストレスを解消するのだ。
もうここまでネット社会が定着して、ゲーム端末も持っているのが当たり前で、持っていないと子供同士でもコミュニケーションがとれなくったしまっているから、もう遅いのかもしれないけど、この部分をなんとかしていかないと、同じ事件は起こり続けるだろう。
特にアイドルたちは危険なターゲットだと思う。